天誅！　内容証明

内容証明の限界

さてさて、現代の法治国家である日本では内容証明郵便なるものの存在とその内容についてごく簡単に説明してきました。

既に読まれた読者の方々においてはこの内容証明なるものの制度を活用し、ニックキやつに天誅を食らわせてやろうとの意識がだいぶ固まったのではないでしょうか。

その考えは正しいと私は考えます。

何よりも私は泣き寝入りというものはよろしくないとおもう。主張すべきはしっかりと主張し、自分の権利、利益は自分で確保するべきである。

この主張という行為に関しては内容証明という制度は本当にすばらしい。この方法によって何人もの方々が泣き寝入りなどせずに正々堂々戦ったことに拍手したい。

しかしながらこのすばらしい内容証明郵便制度にも限界がある。この事はしっかりと理解していただきたい。

何よりも内容証明には強制執行力が無い。裁判官が書いた判決文とは違い、単なる私文書のひとつですからねその私文書を郵便局が内容証明してくれる制度なので ”こういう意思表示を間違いなくした” ということの証拠にはなっても強制力が無いわけ

でもたとえ裁判になることが分かっていてもまずは内容証明郵便。裁判所に提出する証拠書類に不可欠だからね。